若狭町鳥浜区

鳥浜区は、福井県三方上中郡若狭町にあり、人口約830人、約250世帯と若狭町内ではもっとも大きな集落です。
若狭町は、福井県の南西部にあり人口16,780人(平成17年国勢調査)、面積178.65k㎡の町です。
平成17年3月31日に「三方郡三方町」と「遠敷郡上中町」が合併し、「三方上中郡若狭町」が誕生しました。
ラムサール条約に登録された若狭湾国定公園でもある「三方五湖」の一つである三方湖南部に位置し、鳥浜貝塚があり縄文遺跡や古墳が数多く歴史の古い町です。

 

三方湖

三方湖は、三方五湖の一つです。
三方五湖(みかたごこ)は、福井県三方郡美浜町と同県三方上中郡若狭町にまたがり、三方湖(みかたこ)、水月湖(すいげつこ)、 菅湖(すがこ)、久々子湖(くぐしこ)、 日向湖(ひるがこ)の五つの湖からなります。
国指定の名勝で、若狭湾国定公園に属します。
2005年11月8日付でラムサール条約指定湿地に登録されて湖の周囲には梅畑が広がる景勝地です。

三方湖は、日本列島の気候や植生を何万年前より記録しており、また、日本海の海洋環境の変化を湖底に記録しているとして、湖底の堆積物を採取するためのボーリングが1980年11月に三方湖東南部(水深1.5メートル)の北緯35度33分32秒、東経135度53分40秒の地点で行われた。採取した堆積物から花粉、珪藻などの微化石、あるいは植物遺体を検出した。過去5万年間の記録を保管していることが分かりました。

 

鳥浜貝塚

福井県南西部,三方五湖の一つ三方湖に注ぐはす川と高瀬川の合流点付近河床下に所在する低湿地性貝塚。
若狭町に属する。縄文時代前期に形成された淡水産貝層と植物性遺物層の互層を主体とし,さらに下位には縄文草創期~早期の遺物包含層が存在する。
1961年の発見以来3次の調査を経て,1975年の河川改修に際し福井県教育委員会による4次調査が開始,以後 1985年まで 10次にわたり調査された
。遺跡西方の椎山丘陵裾の旧湖畔が集落跡と推定され,縄文前期の竪穴式住居跡,ドングリ貯蔵ピット,礫穴土壙 (どこう) 炉等が少数検出された。生活のかすは集落南方の旧湖水中に投棄されて包含層を形成,多量の土器,石器,骨角器のほか,特に植物性遺物の保存が良好で,漆器類,石斧 (せきふ) 柄,弓,丸木舟,櫂 (かい) ,編物,縄等,動物遺体では各種獣骨,鳥骨,魚骨,昆虫等が出土,糞石 (コプロライト) も多数発見されている。
植物遺体ではクリ,クルミ,ヤシの実などのほか,ヒョウタン,リョクトウ,シソ,エゴマ,ゴボウ等の渡来栽培植物も出土した。これらの豊富な遺物により,縄文早期~前期における高度な技術,生活水準の到達点が明らかになった。出土遺物は県立若狭歴史民俗資料館に展示。

 

鳥浜貝塚公園~縄文ロマンパーク

平成29年2月26日(日)
鳥浜貝塚公園から縄文ロマンパークへの往復映像です。
良く晴れた日曜日の朝、まだ少し雪が見れます。
三方湖の湖面は、晴れ渡り素敵なブルーに輝いています。